EC運営では、「やることが多い」のが当たり前です。商品登録ページ更新画像差し替えセール設定クーポン対応広告まわりの確認売上確認社内連携しかも、楽天とAmazonの両方を見ていると、それぞれの運営ルールや優先順位も違います。その中で起きやすいのが、誰が何を持つのかが曖昧になることです。結局、担当者が全部持っている外注したのに、こちらの確認が多い作業は出しているのに、判断が止まる相談先がなくて優先順位が整理できないこうなると、運営はしているのに、どんどん重くなります。だから大事なのは、「全部自分でやるか」「全部外に出すか」ではなく、誰に何を任せるかを整理することです。今回は、楽天・Amazon運営で役割をどう分けると回りやすくなるかを整理します。まず分けるべきは「作業」と「判断」EC運営で最初にやっておきたいのは、業務をざっくり2つに分けることです。1. 作業商品登録ページ更新画像差し替えモール設定セール準備クーポン設定2. 判断何を優先するかどの商品を押すかどの見せ方にするかどの施策を先にやるかどこを改善するかこの2つを混ぜると、かなり運営が重くなります。たとえば担当者が作業もやる判断もする相談先もないだと、手も頭も全部埋まります。逆にここを分けると、かなり整理しやすくなります。外に任せやすいのは「繰り返し発生する作業」外注しやすいのは、毎月・毎週のように発生する実務です。たとえば商品登録情報更新バナー差し替えページ修正セール前後の反映作業モール内の設定作業こうした仕事は、ルールが整理できれば、比較的任せやすいです。しかも繰り返し発生するので、担当者が毎回抱えるより、外に分けた方が全体が軽くなりやすいです。つまり“手を使う仕事”は外に分けやすいということです。内製で持った方がいいのは「事業判断に近い部分」一方で、全部を外に出すのが正解かというと、そうではありません。自社で持った方がいいのは、事業判断に近い部分です。たとえば今どの商品を強く見せるか今月どこに注力するか社内として何を優先したいかブランドとしてどう見せたいかこのあたりは、会社の方針や現場の事情ともつながるので、内側で判断した方が動きやすいことが多いです。つまり“責任を持って決める仕事”は内製寄りです。担当者が全部持つと、作業も判断も止まりやすいここでよくあるのが、EC担当者が作業調整判断確認を全部持っている状態です。こうなると、手が足りない判断も後回し改善まで進まない誰にも振れないという流れになりやすいです。しかも楽天・Amazonのようにモールが複数あると、管理する前提も増えるので、担当者一人で抱えるにはかなり重いです。だから必要なのは、担当者をもっと頑張らせることではなく、役割を分けて、持ちすぎを防ぐことです。「相談」と「作業」を分けると運営はかなり軽くなる実務でかなり効くのが、作業と判断の間に相談・整理の役割を置くことです。たとえば作業は外に任せる方向性や優先順位は相談しながら整理する最終判断は社内で持つこの形です。これはかなり現実的です。全部を外に任せるのは不安でも、全部を自分たちで持つと重い。その間に、相談しながら整理できる相手がいると、運営はかなり進みやすくなります。つまり、役割は3つに分けると整理しやすいです。手を動かす仕事整理・相談する仕事最終判断する仕事これが分かれると、「誰に何を任せるか」が見えやすくなります。迷ったら「その仕事は、決める仕事か、進める仕事か」で考える役割を分けるときに迷ったら、この見方が使いやすいです。決める仕事優先順位を決める何を押すか決める方向性を決める進める仕事登録する更新する差し替える設定するこの2つを分けるだけで、かなり整理しやすくなります。もし「決める仕事」まで全部現場担当者に集中しているなら、相談できる体制を入れた方がいいかもしれません。もし「進める仕事」が多すぎて回らないなら、作業を外に分けた方がいいかもしれません。まとめ楽天・Amazon運営で“誰に何を任せるか”を整理するときは、まず業務を作業相談・整理判断に分けて考えると見えやすくなります。外に任せやすいのは、商品登録やページ更新などの繰り返し発生する作業です。内製で持った方がいいのは、商品や方針に関わる事業判断です。そしてその間に、相談しながら整理できる役割があると、運営はかなり軽くなります。全部を自分たちで抱えるのではなく、どこを内製し、どこを外に分けるかを整理することが、EC運営を回しやすくする第一歩です。